モノを覚えるトキのコツ。

新しくモノを覚える時、それを身につけるコツがあります。自分は何となくこうしてきたというお話です。

1.知らない言葉をなくしていく


何かモノを覚える時、必ず何かを見て(観て)、聞いて覚えると思います。

よく新しい技術を学ぶとき、なんらかのドキュメントを見ながら、もしくは人に聞きながら覚えていくことが多いのですが、必ずぶつかる壁が「わからない言葉がでてくる」ということ。

わからない言葉が説明に入っていると意味がつかめない。なんとなくわかるけどぼんやりと曇ったかんじになります。例えば「この変数名を変えて」といわれても、「変数名」の意味がわからないと、何を変えたらいいのかわかりません。

僕自身、IT業界にはいったときはほとんど言葉を知らない状態で、さらにはじめは何かを誰かに聞けるような状態ではなく、人が話していることを理解するのに時間がかかることが多かったのです。

そこではじめたのは、技術を身につけるよりも「知らない言葉をなくしていく」ことを意識して仕事をするようになりました。

これは当たり前のようですが、目の前に得たい技術ややらないといけないことが積み重なっていると、そちらをどうにかしようとして視野が狭くなり、言葉がどうのなんてあまり気にしません。あまり理解できなくてもそれができるかどうかが重要になってしまいがちになります。

そうなると理解できるような情報ばかりを探し、わからない言葉が多いものはマニュアルを読む気もしません。当然知っている言葉が少ないと、その分情報を得る場所はどんどん狭くなり、自分の理解できるもの・知らない言葉があまりない情報を見つけることにかなりの時間を費やすことになります。

その結果、言葉を知っていれば20・30分もあればできるようなことも、言葉を知らないと調べるだけで1時間なんてあっというまにすぎてしまい、それができるころには数時間がすぎている、なんてこともありました。

なので未経験に近い状態で仕事をしてる人には、今は「技術を身につける」よりもまず「知らない言葉をなくしていく」ことに力をいれるようにすすめています。

これが案外、すっとできる人が少ないのですが、遠回りに感じることが多いのでしょう。
ですが『急がばまわれ』です。まず自分が知らない言葉をどんどん覚えるようにしましょう。

2.とにかく多くの本で目次を確認する


プログラムの技術書を読む、マニュアルをを読む場合、一から順番に読みながら身につけていっている人もよくみかけます。これもいいことなのですが、仕事で多くのことをこなしていく中ではあまりおすすめできません。

無駄に時間がかかりすぎる場合が多いのです。

そこでおすすめする方法は「とにかく多くの本で目次を確認する」ということです。多くの本で目次を確認するということは、大雑把にいうと「できることをたくさん知っておく」ということです。

技術書やマニュアルにはたいていの場合「目次」がついています。この目次だけを覚えていくのです。目次にはその内容の要約されたタイトルがついています。例えばPHPやJavascriptなどの本で目次に「時間を表示する」と書かれてあるということは「PHPやJavascriptでは時間の表示ができる」ということです。

それを覚えておくのです。そしてPHPならでPHPのきるだけ多くの本の目次だけに目を通すようにします。偏った情報しかのっていない、また目次が大雑把すぎる、という本だと全体が把握しにくいので1冊より2冊、2冊より3冊とどんどん目次を確認していきます。

中身はあまり見ません。さらっと目を通し、できるんだなということだけを確認します。実際に「時間を表示する」ことが必要になったときに、内容にしかっり目を通し方法を確認し実際にプログラムをつくります。

目次を次々見ていくとPHPではこういうことができる、Javascriptではこういうことができる、ということがなんとなくわかってくるので、あとはそれを実際に使う時がきたら本を開き実際の記述方法などを覚えていくようにします。

そうすることで覚える情報が少なくてすみ、なおかつ広範囲のことを網羅しやすくなります

時間を表示するといっても方法はいくつかあり、他のことも一緒に一からいちいち覚えていっていると、だんだんとその方法を覚えるだけで頭と時間がいっぱいいっぱいになってきます。経験や知識が乏しい状態では必要・不必要に関わらず何でもかんでも網にかけて拾ってしまいやすいので、変にあれもこれも覚えようとしてしまいます。

はじめのころはとにかくなにか身につけねば!と、具体的な方法ばかりを覚えようとしてしまいがちですが、まずは「目次」にしっかり目を通し、できることの確認だけしていきましょう。

実際いろいろな技術に少しずつ慣れてくると、「できるかどうか」を広範囲で知っているだけでも、いろいろな「勘」が働くようになります。「これをするためには[あれ]と[あれ]とを使えばいけるな」とか、実現可能かどうかを判断しやすくなります。

もちろん実際にプログラムを書いたり自分自身で経験していくことは重要です。しかし多くのことを隅々まで覚え自分自身で経験していこうとすると、どれだけ時間があっても足りなくなってきます。

「中身はなくても引き出しの数だけは用意しておく」。引き出しがないと中身をいれることもできません。まずは知っておくことで引き出しをつくり、必要があるときに実際にプログラムを書いたり自分自身で経験しその方法を身につけ中身をいれていくといった具合です。

 

長々となりましたが、これは自分の少ない経験上の話です。十人十色で人によっていろいろやり方はあると思います。覚えたいこと、やりたいこと、やらないといけないことは日々増えていきますが、なにか自分にあったルールややり方をつくって、いろんなことをカタチにできるようになりたいものです。